平成20年度「えひめ教育月間」関連事業
愛媛県教育会新居浜支部

 

 

平成20年度「教育文化講演会」

実施主体

教育会新居浜支部

   

平成201129日(土) 10001200

   

新居浜市民文化センター別館3階 視聴覚室

教育会会員(OB)83

○演題「山田方谷(やまだほうこく)の思想と人生」 講師 衆議院議員 小野晋也先生

 本講演会は、111日(土)「えひめ教育の日」に実施した 、「清掃隊キャンペーン」に続く第2弾、「えひめ教育月間」の締めくくりとして開催した。
 山田方谷は、備中松山藩(現在の岡山県高梁市)の藩政改革を担った陽明学者で、天才的財政家、備中聖人と称えられた人である。
 備中松山藩は表高5万石ながら実質2万石足らずで、藩は返す当てもなく借金を重ねていた。方谷が破綻寸前の藩の財政責任者になったときには、借金は10万両 (今の貨幣価値に換算すると 600 億円) に膨れあがっていた。方谷は備中にある砂鉄を使って「備中鍬」の商品開発等々で産業を興し、借金10万両を返し、余財10万両を蓄財した。
 明治維新になって、方谷はその高い能力を買われて新政府の大久保利通から大蔵大臣にと、たびたび要請されたが応じなかった。その代わり、途絶えていた日本最古の庶民学校「閑谷学校」を再興し、民衆の教育に終生力を尽くした。すべての原点は教育にありと、「修身・斉家・治国・平天下」の原則に立つ教育にこそ力を注ぎ、国づくりをしなければならないとする方谷の信念に基づくものであった。
 
知命(天命を知る)50歳を過ぎて、永田町政治に見切りをつけてバッジを外す新居浜市出出身の小野晋也氏が、在野の政治家として再出発するに際して、山田方谷翁の人生と思想に自らを重ね合わせた感銘深い講演会であった。

 



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